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今までの症例

PCRT(ニューロ・パターン・セラピー)臨床報告

突然の蕁麻疹

 

患者

3歳 男の子

 

主訴

突然、顔を除く体幹や四肢に出て赤く腫れ上がり、かゆみを伴い入眠困難になった。日中に軽減・消失し夜間に発症を繰り返す。

 

既往歴

一般的な風邪や寝つきの悪さなど。カンシャクを起こすことがあったが、現在は沈静化。

現在も当院へメンテナンス通院中。

 

病理学的見解

原因は多岐にわたり、なんらかのアレルギー的機序で生じると考えられているが、原因不明で非アレルギー的機序で生じると思われる蕁麻疹も多い。

 

治療として抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の投与が基本的である。

 

20〜30歳代の男女に出現しやすく、10歳以下の小児や60歳以上の老人には少ない。

(NEW皮膚科学 南江堂より抜粋)

 

アレルギー性では原因物質が抗原になり、IgE抗体が作られ皮膚の中にある肥満細胞の表面で抗原抗体反応が生じてヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が遊離して、毛細血管の血漿たんぱくが血管外に漏れて周辺の細胞に浮腫ができ、神経末端を刺激することでかゆみが生じる。

(NEW皮膚科学 南江堂より引用・改変)

 

治療法は対症療法と本態療法に分類されるらしい。対症療法には交感神経刺激薬などがある。つまり副交感神経優位の状態を改善する目的で使用される。また本態療法の中に「減感作療法」というものがあり、これは3〜5年も継続する必要があるとされている。

 

検査・施術 その1

視診にて確認。腹部、背部、上・下肢に赤く広がっていた。

かゆみが酷いらしく、常に体のどこかをボリボリ掻いていたので、酸化イオン水生成器のシャルム(株式会社ミクニ 製造)を使用して一時的にかゆみを軽減させた。

その後、脳幹部の活動レベルを低下させるべく、アクティベータⅡを使いC1‐LAのリスティングを仰臥位にてアジャストメントした。矯正強度は0.5リング程度。

 

検査・施術 その2

PCRTのパターン分析を行うにあたり、3歳児ということもあり母親の体を使い代理検査を利用した。

 

①(感情→肯定的→楽しみ・充実)

「近頃、補助輪付きの自転車に乗るようになり楽しくて仕方がない」という内容だった。

 

②(経絡→肺の右)

右手の親指を意識してもらった。

 

結果

2日後にまったく気にならなくなったという報告を受けた。その後も問題なく過ごしているとのこと。

 

考察

このご家族は父親、母親、本人の3人で当院を利用しており、さらにPCRTも経験済みだったので、今回の代理検査も導入できたと感じている。施術もアクティベータ器やその他のディバイスを使うことになったが「信頼関係」があったために何も問題なく進めることができた。現時点の科学では数値や物質に変換できないであろう、目に見えない「信頼」という抽象的なものの重要性を改めて感じ得ることができた。

 

別の専門書によれば、『現在アレルギー性疾患の治療にはきわめて多彩な治療法が用いられている。これはアレルギー性疾患の治療がなかなか困難であることを物語るものである。』と記されている。(必修内科学 改訂第5版 南江堂より抜粋)

 

アレルギー性疾患は副交感神経系の過活動性によるものと解釈されている(中枢では脳幹部であり、末梢では仙骨神経がこれにあたる)。つまり交感神経系が優位になる状態ではない。そうなると脳に入力された情報も緊張状態を起こさせる「不快」なものではなく、むしろ「快」に分類されるものが関与するのではないかと以前より感じていた。しかしまだ確証がないので断言はできない。私の浅い経験によるものである。今回も「自転車に乗れる喜び」が関与していたのでそのように感じた次第である。

 

私は専門医ではないので、今回のケースは何がきっかけで起きたのかはわからない。しかし確実に言えるのは「患者の内部が反応を起こしている」ということである。直接的には免疫機能の問題だが、その免疫をコントロールしているのは紛れもなく「脳・神経系」である。「脳・神経系」の誤作動を起こさせる直接的な因子の特定に短時間で素晴らしい効果を発揮するPCRTは現時点での医学的な見解を超越したものではなかろうか。今後伝統的西洋医学との共同研究が進めば更なる医学そのものの発展に繋がるのではと感じている。

突然の体調不良

突然の体調不良

 

患者

40代 女性 専業主婦

 

主訴

数日前に友人たちと一緒に居るとき、振り向いたら突然気持ちが悪くなり、たちまち吐き気に襲われた。何とか自宅までたどり着いたが、限界を超えて嘔吐した。その後、徐々に耳鳴りが強くなり体調が悪化していった。当然食欲もなく、まともに栄養摂取ができていない状態。

 

既往歴

現在はメンテナンスで当院を利用しているが、初診時はメニエール病で来院。アクティベータ・メソッドにてほぼ改善。現在はメニエール病特有の回転性めまいは出ていない。ただ疲労が溜まると耳鳴りがしてくる。

 

神経学的考察(概略)】

突然の嘔吐だったので、緊急を要する可能性もあったが、来院していることを考えると排除しても差支えないと思った。

 

解剖学的に嘔吐中枢は延髄のオリーブ核レベルの孤束核にある。その上方には迷走神経背側核や前庭神経核などがあり非常に重要で且つデリケートな部位である。

 

嘔吐は通常、血管障害や化学物質の刺激により誘発される。代表的なものはワレンベルグ症候群がある。これは構音障害、めまい、嚥下障害、小脳失調、運動麻痺、知覚麻痺などが特徴である。

 

検査1

OPK・・・右から左の流れでパスートが明らかに低下しており眼球が右へ流れてゆく。

方向注視・・・左斜め下方を見ると気持ち悪くなる。

小脳皮質テスト・・・右手のリズムが狂いだす。

つぎ足歩行・・・不安定。

閉眼足踏み・・・前方へ移動する。

脳血管頭頸部機能テスト・・・ほぼ問題なし。

眉間タップ・・・問題なし。

以上から右後半器官と同側の小脳の機能低下を疑った。またワレンベルグ症候群の可能性はほぼ無いと判断した。

 

検査と施術

PCRTの五感チャートにて緊張パターンの絞り込みを行った。

まず自分が今症状で困っているイメージをしてもらった。すると下肢の緊張が表れて筋力も低下した。

 

パターン1

視覚―人物―家族関係―夫

マイナスは夫が週に3〜4日も記憶を無くす程お酒を飲んで帰宅するようで、その姿を見るのが耐えられない。

プラスは実際に休肝日を設けて夫婦で外食をして楽しんでいるとのこと。

 

パターン2

聴覚―物音―家族関係―義母

マイナスは近頃、義母がテレビをつけたまま寝てしまい、その後の後始末が面倒くさい。また「なぜ私が・・・」という感情が強く表れていた。

プラスにはできず、そのまま顕在意識に持ち上げて認識させた。

 

パターン3

パターン2で反応は消えていたが、確かめ算のつもりで困っている自分をもう一人の自分が見ている設定をしてもらった。すると再び下肢に緊張が表れた。プラスは現在の自分からみて活動的な理想の自分を想像してもらい、且つもう一人の自分がその自分を見ている設定にした。

 

結果

本人が驚くほどその場で回復した。神経学的検査もすべてクリアーした。特に右後半規管の改善が顕著で左斜め下方への注視がハッキリと自覚できたとのことだった。耳鳴りも小さくなった。胃の調子は食事を何も摂っていなかったこともありサッパリ感はなかった。

 

追跡調査

翌朝に電話で状態を聴取してみた。①食事を摂れるようになり胃がサッパリしてきた。②ぐっすり眠れて寝起きも良かった。③気持ち悪さ、フラつき感などは皆無。④耳鳴りは施術後のレベルを維持している。回復傾向は明らかとのこと。

考察

上部頸椎部へのアジャストメントなしで脳幹部のエラーをクリアーできたことの意義は大きいと思う。繰り返しになるが、上部頸椎部は様々な神経核が密になっており、非常にデリケートである。アクティベータ・メソッドのような力の弱いテクニックでも刺激箇所を間違えればそれこそダメージはかなり大きい。カイロプラクティック的な振動刺激なしで脳幹部の過活動性にもPCRTは効果をもたらしたことになるわけである。

 

また本来ならば機能神経学的アプローチでIa求心性神経を利用して刺激を脳へ送れば即座に解決しただろうが、今回も他の施術法を用いず、あえてPCRTのみで対応した。神経学的、解剖学的に判断することは障害部位の特定とそれを患者に説明するためにも必要なことと考えている。しかし「なぜその部位の機能がエラーしたのか?」という疑問にはなかなか説明することができないのが現実である。各々が生活する環境から脳に入力される「刺激」が本人にとって「好ましい、好ましくない」かが重要ではないかと思う。好ましくない刺激は交感神経を余計に活動させてしまい緊張を生む。この事実から考えても個人の感性や性格がストレス確定の重要な要素になっているのは明白である。構造的見地からのアプローチはこれら個人の環境的背景を無視したものであり、本質的アプローチとは言い難い。あくまでも神経学や解剖学をベースにした「対処法」なのではないだろうか?PCRTはその背景まで入り込み、脳に再認識・再学習させる非常に効果的な施術法と考えざるを得ない。

 

今回もPCRTのパワーを存分に感じることができた。素晴らしい!

不眠

不眠

 

患者

60代 女性

 

主訴

 

不眠。眠りに入ることができない。

 

その他

いつも身体のどこかに痛みや違和感がでる。

 

この方は定期的に当オフィスに来られて、体のコンディションを整えておられます。しかしいつも何処かしら異常を訴えてきます。施術すれば痛みや違和感もとれてスッキリ感を覚えて帰宅されます。私は「なぜくりかえすのかなぁ?」と考えていました。そんな折、今回は不眠を訴えてこらえました。

 

臨床上、不眠は2つに大別できると思います。

①眠りに入ることができない。

②眠りに入れるがすぐに目が覚めてこれを繰り返すパターン。

今回のケースは①でした。

「眠れない」→「イライラ」→「アルコールの摂取」→「眠れない」→「不安」・・・の悪循環にはまっていました。事実、来院した時もアルコールの匂いがかなり出ていました。

 

通常、リラックスさせる副交感神経が優位になり眠りにつくことができます。反対に考えれば、緊張させる交感神経が働きすぎていると入眠できません。今回本当にそうであれば裏づけをとる必要があります。

 

検査1

①眉間タップ・・・瞬きの激しさ↑↑

②対光反射・・・瞳孔の縮小・散大の繰り返し
 

①について

刺激に対する閾値が下がることにより、通常ではAP(アクション・ポテンシャル)が起こらない程度の刺激でもスパイクしてしまう。通常は神経の興奮が一時的に伝達されますが、侵害刺激ではないので、慣れが出て、瞬きがピタッと止まります。

②について

通常、片方の目に光の刺激を入力すると網膜→視神経→視交叉→視蓋前域の経路で伝達されて、中脳にあるエディンガー・ウェストファル核(副交感神経核)に達します。ここから動顔神経→毛様体神経節→眼球の虹彩にある瞳孔括約筋に到達して、瞳孔は縮みます。交感神経が亢進すると神経線維が副交感神経核から出ている為にどうしても弱くなります。また酸素やATP(アデノシン三リン酸)も不足がちになると、縮瞳が持続できずに散大と縮小を繰り返したり、すぐに散大してしまいます。

 

この2つの検査で十分すぎるほどの情報が得られましたが、さらにお話を伺っていきました。するともっと重大なことが明らかになりました。

 

実は以前、悪質な飲酒運転によるひき逃げ事件により、中学生のお孫さんを亡くされていました。そのときはもうどうしようもない位に心身がボロボロな状態でした。しかし私を頼ってくださって、何度か当オフィスに足を運んでもらい、ようやく普通に生活ができるようになりました。しかしお孫さんの命を奪った憎い犯人が刑期を終えて出所することになったと聞いてから、毎日毎日、憎い犯人を考えるようになったそうです。時期的にも合致しましたので、先入観を抜きにしても「恐らくそれだ・・・」と感じました。

 

検査2

仰向けに寝てもらい下肢の筋の緊張と筋力をチェックしました。

更に眠れないイメージをしてもらい、筋の緊張と筋力を再チェックすると緊張亢進と筋力低下を確認しました。

 

更に犯人のことをイメージしていただきました。すると足首が固まり動かなくなりました。筋力は下肢の挙上を固定するのがやっとの位にまで低下してしまいました。

 

施術

ニューロ・パターン・セラピーの実施。

ご本人も「この事しか私は考えられない・・・」とおっしゃったので、この事に対するプラス・イメージをしてもらいました。ただし余りにもショッキングな事例のため、直接プラスには転換できなかったので、テレビに出演している自分をもう一人の自分が見ていて、出演している自分に良いアドバイスを与えるように設定しました。

 

マイナス・イメージ・・・「犯人の出所が悔しい」

プラス・イメージ・・・「出所しても孫はこの世に戻らない」「孫はあの世で楽しんでいる」

 

結果

前出の眉間タップは驚くほど改善しました。対光反射はハッキリとした変化が認められませんでした。

 

追跡調査

1週間後に来院しました。

私・・・・・「眠れていますか?」

患者・・・「大丈夫です!ちゃんと眠れます!」

 

アクティベータ・メソッド(ベイシック)により末梢神経系からのチェックを行いました。すると通常のエラーよりも少なくなっていました。特にT/Lの領域で2箇所のみの矯正で済んだことには驚きました。

 

外界から五感を通してのマイナス情報の入力により脳が誤作動を起こし、皮質からの抑制系が十分に機能しなかった状態から一転し、PMRFがIMLをしっかりと押さえ込み副交感神経が活発化したためにこのような良い状態になったと考えられます。

 

身体は本当に正直です。

 

今回もPCRTのパワーを思いっきり実感いたしました。

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